慌しい一週間が終わり、ほっと一息の金曜日です。今週は幼稚園で先生との個人面談、progress reportがありました。これまた親のほうがドキドキしますねー。親の知らない娘の姿を聞かされるのいうのは。楽しく課題もこなせてるとの話、まだまだ心配事はあるのですが第一関門突破かなと一安心。
幼稚園が始まって8週間、何とか一日も休むことなく通い続け、最近では幼稚園の入り口で多少名残惜しそうにするものの、笑って「バイバイ」と言える日も出てきました。私達は何よりも母国語をしっかりとさせたいという思いがあり、家ではほとんど英語を教えることなく幼稚園に放り込んだ形でしたので、最初は全く分からず不安だったと思います。それが今では先生の指示も少しずつ分かるようになり、お友達とも多少の言葉のやり取りも出てきているようで、ほっとするやら驚くやら。覚えてくる英語が面白い。
I need it! It's mine!
とか、
That's dangerous!
Can I have it?
などなど。
・・・・・・ 三歳児のサバイバル英語とでも言うのでしょう・・・
めっきり寒くなりました。家にも暖房が入りました。何よりも日照時間がぐんぐん短くなっています。外遊びを楽しめるのも今のうち、そんな少々の焦りもあって、先週の土曜はコペンハーゲンへ、日曜は近くの公園へ、と出かけました。
土曜日に娘と二人で出かけたのは、コペンハーゲンの
Statens Museum for Kunst、国立美術館。外観はかなり重厚な印象なのに、
館内はガラス張りの開放感。作品なのか建物の一部なのかわからないような彫刻があちらこちらに。私が美術館に行きたいと思うのは、絵を見るよりもこういう建物の中に入って感じる印象を楽しんでいるようなところがあります。
大きなモビールは秋色。←なんて、春になったら変るのかはわかりません^^;
この彫刻&絵の密集度、すごくないですか?! このような部屋が何部屋も続くのですけど、私が向かった目的でもあるマティスの絵のコレクションが多くて嬉しかった。いえ、まぁ子供づれなので、ガイドブックに書いてあったレンブラントやルーベンスの絵をじっくり見ることはできませんでした。でもこの美術館、特別展示品以外は無料なのです。それなら毎回一部屋ずつじっくり見ればいいわ、と思えますよね~ 素晴らしい。
一階部分の彫刻を見ているといい匂いがしてきました。匂いにつられて下に降りていくと(笑)、わぁ~素晴らしい見晴らしのカフェがある^^ というわけで、ランチはここで。メニューには食べてみたい物がたくさんありすぎて、とても一回じゃ足りません。美術館は公園内にあるので、できれば窓際の席に座って、のんびりお茶するのがお勧めです。
おなかも一杯になったら、もう外に出たいよ~と娘。絵を見ていた時間よりカフェにいた時間のほうが長いんじゃないか?と思ったけど仕方ないですねえ。
美術館を出て、横断歩道を渡って、この入り口をくぐると、
目の前には美しい公園。美術館内では「もう、疲れて歩けないよ!」と騒いでいた娘。走ってるじゃん。ずる~い。
ローゼンボー公園です。あぁ、でもここは本当に気持ちがいい。都会のオアシスってこういうところを言うんだろうなぁと実感する。いえ、普段は田舎暮らしなので都会の空気を求めてコペンに向かうのですけど、その都会にこんな憩いの場があるというのはやっぱり素晴らしいな、と。
あちらこちらにアート作品が並んでいて、まるでちょっとした屋外美術館。
公園の中央には、ローゼンボー離宮があります。
歴代の王が所有していた宝物が展示されているらしいのだけど、この日は外だけ。
娘はこの二人の護衛に釘付けでした。突然、入り口のほうで「ガシャン!」と音がして、護衛がさっと構えたのですが、何のことはない、自転車で入ってきた人が転んだだけ(笑) 平和だわ。
ここは何かしら~ と思ってくぐり(?)抜けると
両脇には可愛いリンゴが鈴なりです。
とってもいい?と聞く娘に、落ちているのだけにしなさい、と言ったのに、袋一杯になるまで木からもぎ取っている4人家族がいました・・・
さらに進むとなにやら赤い彫刻?これは王冠の形ですよね。登るにあるんだとばかり、娘はかけよって登ります。男の子も近づいてきた。
あら、素敵なママとベビーだわ~
やっぱり登りたいのね。
ハイ、チーズ(笑)
そうそう、これ。なぜかスウェーデン側ではあまり見ない、荷台が前についた自転車。自転車道が広く確保されている国だからこそ乗れる自転車ですよね。前の荷台には子供が乗っていたり荷物が乗っていたり。もっと、ただの木箱のような荷台も多い。自転車通園の私、実はこれが欲しいと思うのです・・・ でもこれで幼稚園通ったら目立つだろうなぁ。
それにしても、写真を続けて見ると空が灰色になってきたのを実感しますね~