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★スウェーデンからの便りは終わりです。次は北京から!★


by kanainsweden
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ウィーン旅行2: 頑張った一日

我が家の旅行は、のんびりペースです。行き帰りのフライトが早朝だったり夜遅くだったりするのは、格安チケットで飛んでいるからであって、欲張ってではありません^^; 一日中、名所周りをするのも苦手で、見たい物をかなり絞って午後に必ずホテルで休憩の時間が取れるくらいの周り方。夜も早く寝るし・・・ その我が家が一番盛りだくさんに活動したのが、二日目でした。

世界遺産のシェーンブルン宮殿、ヨハン・シュトラウス像、美術史博物館、そして二日目以降毎日通うことになる、遊具のある公園。

 シェーンブルン宮殿は、ハプスブルグ家の夏の離宮だったところですが、300年以上もの時を経て、ほぼオリジナルの状態が残っているという素晴らしい場所。

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 世界遺産なので、宮殿内は撮影禁止でした。夏の観光シーズンとあり、朝10時前ですがこの人、人。

内装も家具や食器、その他調度品も、はたまたカーテンの残り生地までも全て女帝マリア・テレジアや皇帝が実際に使った物。それもハプスブルグ帝国は革命や戦争ではなく、皇帝の署名により終わった帝国だからだそうです。

 



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 今現在も300万円で貸し出ししているという大広間や、300年近く前にはヨーロッパで陶磁器の技術がなかったからと日本から取り寄せた壷。16人も子供を産んだマリアテレジアですが、その一人一人をお披露目のために寝かせたベッドのマットレスは約4畳、お顔がきれいに見えるようにベッドの足元は低くなっている、などなど一つ一つの説明に、へ~わぁ~なるほど~とうなずいている横で、「早く外に出ようよー」という娘。この日も暑かったので宮殿の中はホント、人も多くて蒸し風呂状態。出ましょう、出ましょう。

お庭の木の剪定法に感心してしまった私。アーチになっているけど、ちょっとわざとらしい?!

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 なんと歩くと20分はかかるという、グロリエッテ。その手前には美しい噴水もありました。が、そんなところまで到底たどり着くわけもなく・・・

なぜなら、ちょうど庭園ではスプリンクラーが全開の時間帯。娘は、スプリンクラーの水を浴びるのに夢中になってしまい、一歩も前へ進んでくれなかったのです・・・・

以上、世界遺産見学、終わりっ。(爆)

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 次は市立公園内にある、ヨハン・シュトラウス像を拝みに。なぜか、モーツァルトよりこちらのほうが人が多かった。常に入れ代わり立ち代り誰かしらが記念写真を撮っているので、だーれもいないシュトラウスは撮れませんでした。市立公園などと言う名前からは想像できない華やかさがこの公園にはありましたね~ 一度迷ってぐるぐる歩いてしまったのですが、他にもシューベルトの像がありました。こういうところで、音楽の都に来たんだなぁと感じます。

この時点で、すでに限界だったので、お昼はNORDSEEというシーフードのファーストフード店のようなところで、軽く・早く済ませました。暑い暑い、と言いながらホテルに戻り、汗を流してから全員お昼寝。歩くだけで汗をかくなんて、スウェーデンではめったにないですからね。疲れます。

そして夕方になって、
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 この重厚なドアを開けて、
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 ここまでする?というくらいの天井を仰ぎ、美術史博物館を楽しんできました。

 さて、美術館も3歳児が楽しいと思える物があるかどうかは難しいところ。ルーベンスの絵を前にして、私は娘に

「よーく見てごらん、この絵にワニさんがいるの、わかる~??」

なんて、話しかけていました。日本語が分かる人に聞かれたら、笑われていたでしょうね^^;

彫刻のコレクションも素晴らしかったけど、私は室内の装飾ばかり気をとられていました。
 
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 これも天井近くの装飾、ですよ。

 今日のノルマは、美術館内のカフェ。ここが見たくて美術館に入ったといったら怒られるかしら??
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 カフェ・ゲルストナー。お買い物通りにも支店があるらしいのですが、何よりもここはロケーションです。

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 大理石の床、吹き抜け、そのクラシックな空間にピタリとあっているモダンな照明。もっともっと空間を楽しみたかったのですが、この時、娘は超がつくほど機嫌が悪く、もう帰るぞ!さわぎになりかけたので、じっくり座っている余裕はありませんでした。

 それでもケーキがくれば食べます、いえ、がっつきますよ。
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 アップルシュトルーゼルは売り切れだったので、トプフェルシュトルーデル。チーズとレーズンです。クリームチーズともカテージチーズとも違うその味は、私好みでした。シュトルーデルって色々なフィリングがあるのですね。アップルしか知らなかった私には新しい発見。もう一つはザッハトルテ。ここで初めて、本場のザッハトルテを食べました。(ザッハホテルのザッハトルテは最終日) 

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 美味しいケーキを取り合いしているように見えますが・・・ 実はこれ、少しがっかりでした。生地はぱさついて固いし、アイシングも分厚すぎて甘いばかり。こんな甘すぎるのを娘にたくさん食べさせてはいけない、と必死で私が取っている、の図です。(だからお腹にさらに肉がつくんだわぁ)

 味より雰囲気かしら。それにしても暑いからと水を頼んだら・・・800円近くも取られてびっくりだった~~。水道水でいいのにーーー。

 この後、帰る途中に遊具のある公園を見つけて、思い切り娘を遊ばせました。はだしになってアスレチックに砂場に水遊びに・・・ もう、水を得た魚のようでしたよ。子供にはこれが必要なんですよね。何も海外旅行に来てまでって思いがちだけど、公園にはドイツ語ではない親子もたくさんいて、きっと同じように旅行中なんだなぁ、どこの子も一緒だなぁと妙に納得しました。その後、滞在中の日課となったのでした。

  「いやぁ今日は頑張ったなあ~」 一日が終わっての夫の一言(笑) 
by kanainsweden | 2006-08-03 05:09 | ウィーン 2006年7月