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★スウェーデンからの便りは終わりです。次は北京から!★


by kanainsweden
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ウィーンから戻って

 こちらは雨が続いています。まるで梅雨かと思うくらい、一週間ずっと雨。この先の予報もずっと雨。最高気温も20度前後。風が冷たくて、「涼しい」ではなく「寒いよ~」です。そろそろ家の中の暖房スイッチも入るのではと思っています。あまりにも急に夏が終わってしまいました。寂しいよ~

 さて、涼しく、、いえ、寒く、、なると美味しく感じるのが焼き菓子。先日遊びに来てくれたお友達が「焼き菓子が美味しい季節になりましたね」と言っていて思わずうなずきました。ウィーン旅行中は暑すぎて、食べたいとも思わなかった焼き菓子。
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 戻ってきてせっせと作っては、皆に食べてもらっています。「ウィーンのお菓子って美味しいのよ~」と伝えたくて、早く美味しいウィーンがしもつくれるようになりたくて、日々練習中。




ウィーンで食べるお菓子、すご~く甘くなかった?と良く聞かれるのですが、そんなことはない!というのが私が今回行って持った感想。確かに甘すぎて食べられないお店もありました。でも評判のお店や、何気ないところで頂くお菓子は美味しくてどれも魅力的。

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 クーゲルフプフのレシピ入り絵葉書は自分のためのお土産。買ったはいいけど、私、ドイツ語まったくわかりません^^; だから手持ちの本やネットなどで色々調べてから、作りました。この絵葉書は、あくまでも気分、気分。

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 クーゲルフプフとはクグロフですが、フランスではイーストの入ったタイプを一般的にクグロフと呼び、ウィーンではパウンドケーキのようなイーストなしのタイプを指すのだとか。元はウィーンのお菓子だったのが、マリー・アントワネットがフランスへ嫁いだと同時にクグロフを含む多くのウィーン菓子がフランスへ渡り、その後世界に広がったのだそうです。

 作り方はパウンドそのものですが、今回学んだ(?)のは、マーブル模様のつけ方。適量をポトポトと型に入れて竹串で混ぜてマーブルにするのではなく、これはまず最初にボウルにプレーン生地、ココア生地の層を作っておくのです。プレーン・ココア・プレーン・ココアと合計8層くらい。それを次にカードでたてに掬い取って型に入れる。するときれいなマーブルになるんですって。

 竹串法だと、マーブルになったりならなかったり、いつも偶然に頼るしかなかったので、この方法は嬉しい。

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 バニラキプフェル。三日月型のクッキーは、特にウィーンのお菓子と意識することもなく今まで作っていました。今回はあえてウィーンのスーパーで買ったアーモンドパウダーを使って作りました。これも作り方は普通ですが、まわりにまぶしたバニラシュガーに一工夫。粉糖をまぶすのではなく、バニラビーンズのさやを入れておいたグラニュー糖を、少量のビーンズと一緒にバーミックスで細かくして。でも本当はもう少し繊細な形に仕上げたい・・・ずんぐり三日月はねぇ。

 今週来週とちょっとバタバタしていますが、落ち着いたら次はカーディナルシュニッテだ~と今から計画たててます^^



 
by kanainsweden | 2006-08-17 08:08 | 手作り菓子